親世代のサプリメント、家族が知っておきたいこと|薬との飲み合わせ・記録・のみ込み

公開日:

実家に帰ったら、親がいくつものサプリメントを飲んでいた――そんなとき、頭ごなしに止めるのではなく、一緒に確認したいポイントがあります。消費者庁などの案内をもとに整理しました。

この記事の目次
  1. まずは「何を、どのくらい」飲んでいるかを知る
  2. 薬を飲んでいるなら、飲み合わせの確認を
  3. お薬手帳・健康食品手帳に記録する
  4. のみ込みやすさと飲み方
  5. 定期購入や勧誘のトラブルにも注意
  6. よくある質問
この記事のポイント
  • 年齢を重ねると飲む薬が増えやすい。サプリメントとの飲み合わせは医師・薬剤師に確認する
  • 飲んでいるサプリメントはお薬手帳や「健康食品手帳」に記録し、受診のときに見せる
  • 錠剤・カプセルは量をとりすぎやすい。いくつも重ねて飲んでいないか、1日分の量を確認する
  • 大きな錠剤ののみ込み、定期購入の契約、体調の変化にも家族が気を配る

まずは「何を、どのくらい」飲んでいるかを知る

親がサプリメントや健康食品を飲んでいることに気づいたら、最初にしたいのは全部を一度テーブルに並べて、商品名と1日の量を書き出すことです。「テレビで見た」「知人にすすめられた」など、きっかけもさまざまで、本人も何をいくつ飲んでいるか把握していないことがあります。

消費者庁は、健康食品を利用するときの注意として、錠剤・カプセル状の製品は過剰摂取になりがちなこと、複数を利用したり医薬品のような効果を期待して利用したりしないこと、表示を見て摂取目安量や注意事項を守ることを挙げています。並べてみると、同じ成分が入った商品を重ねて飲んでいた、ということも少なくありません(成分表示の読み方)。

健康の基本は、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養です。サプリメントはそれを補うもの、という前提を親子で共有しておくと、話がしやすくなります。

薬を飲んでいるなら、飲み合わせの確認を

年齢を重ねると、持病の治療などで飲む薬の種類が増えやすくなります。サプリメントや健康食品の中には、薬の働きに影響するものがあります。よく知られている例が、血液を固まりにくくする薬(ワルファリン)と、ビタミンKを多く含む青汁・クロレラ・納豆などの組み合わせです(飲み合わせの注意)。

消費者庁も、自己判断での医薬品との併用は避け、不調を感じたら必ず医師・薬剤師などの専門家に相談するよう呼びかけています。次のようなときは、特に確認しておきましょう。

  • 血液をさらさらにする薬、血圧・血糖・心臓などの薬を飲んでいる
  • 複数の医療機関にかかっていて、薬が何種類もある
  • 新しいサプリメントを始めた、または量を増やした
  • 手術や検査の予定がある

「サプリは食品だから言わなくていい」と思って、医師に伝えていない方も多いものです。かかりつけの薬局で、薬とサプリメントをまとめて見てもらうと安心です。

お薬手帳・健康食品手帳に記録する

消費者庁は、お薬手帳のように健康食品の利用状況を記録することは、自分の体調に良い効果があるかどうかを把握するためにも有効だとしています。記録しておけば、受診したときに医師や薬剤師に正確に伝えられ、体調が変わったときに原因を考える手がかりにもなります。

書いておくこと例
商品名・メーカーパッケージの名前をそのまま。写真を撮っておくのも便利
1日の量と飲み方朝食後に2粒、など
飲み始めた日・やめた日いつから飲んでいるか
体調の変化気づいたことがあれば日付と一緒に

お薬手帳の空いている欄に書き込んでもかまいません。離れて暮らしている場合は、帰省のたびに一緒に見直す習慣にすると続けやすくなります。

スポンサーリンク

のみ込みやすさと飲み方

サプリメントの錠剤やカプセルは、商品によってはかなり大きいものがあります。のみ込む力が弱くなっていると、のどにつかえたり、むせたりすることがあります。

  • コップ1杯程度の水かぬるま湯で、体を起こした姿勢で飲む
  • 一度にたくさんの粒を口に入れない
  • 錠剤を割ったり砕いたり、カプセルを開けたりしてよいかは、自己判断せずメーカーや薬剤師に確認する
  • のみ込みにくそうなら、無理に続けない。食事で補えないかも含めて医師に相談する

粉末やドリンクタイプは飲みやすい反面、ほかの食品と合わせて量が多くなることもあります。形が変わっても、1日分の量を確認することは同じです。

定期購入や勧誘のトラブルにも注意

「初回お試し価格」のつもりで申し込んだら、複数回の購入が条件の定期購入だった、というトラブルは年代を問わず起きています。通販の申し込み画面や電話での勧誘は、契約の条件がわかりにくいこともあります。郵便受けに同じ商品が何箱も届いていないか、クレジットカードの明細に覚えのない請求がないか、家族が気にかけておきましょう。困ったときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談できます(定期購入のトラブルと対処法)。

また、「高価な製品ほど効果があるとは限りません」というのも消費者庁の案内です。体験談や広告だけで判断しないことを、親子で話しておくとよいでしょう。

よくある質問

親が飲んでいるサプリメントをやめさせたほうがいいですか?
一律にやめさせる必要はありませんが、薬を飲んでいる場合や、何種類も重ねて飲んでいる場合は、かかりつけの医師・薬剤師に見てもらいましょう。本人が納得して続けられるよう、まずは一緒に中身を確認することから始めるのがおすすめです。
サプリメントを飲み始めてから体調が変わったようです。
いったん飲むのをやめ、商品のパッケージを持って医療機関を受診しましょう。いつから何を飲んでいたかの記録があると役立ちます(健康食品で体調が悪くなったら)。
病院でもらう薬とサプリメントは、時間をずらせば大丈夫ですか?
時間をずらすことで影響が小さくなる組み合わせもありますが、ずらしても影響するものもあります。組み合わせによって異なるので、自己判断せず薬剤師に確認しましょう。
まとめ

親世代がサプリメントを使うときは、何をどのくらい飲んでいるかを書き出し、薬との飲み合わせを医師・薬剤師に確認することが大切です。お薬手帳や健康食品手帳に記録し、錠剤ののみ込みや定期購入の契約、体調の変化にも家族が気を配りましょう。サプリメント選びの基本はサプリメントの選び方ガイドも参考にしてください。

スポンサーリンク

管理人のイメージイラスト

この記事を書いた人:サプリッチ 管理人

40代・主婦。サプリメントや健康食品を自分で購入して試し、飲みやすさや続けやすさを正直にレビューしています。基礎知識の記事は、厚生労働省・消費者庁・国立健康・栄養研究所などの公開情報をもとにまとめています。運営者情報

Relatedあわせて読みたい基礎知識

一覧を見る
TOP