ナットウキナーゼとは?納豆由来の酵素の特徴と注意点

最終更新日:

納豆が苦手な方でも手軽にとれるとして紹介されるナットウキナーゼ。薬を飲んでいる方には注意が必要な成分でもあります。選ぶ前の確認ポイントをまとめました。

この記事の目次
  1. ナットウキナーゼとは
  2. 納豆とサプリメントの違い
  3. 「ビタミンK2除去」とは
  4. 薬を飲んでいる方は必ず相談を
  5. 選び方のポイント
  6. よくある質問
この記事のポイント
  • ナットウキナーゼは、納豆菌が大豆を発酵させるときにつくる酵素
  • 血液の流れにかかわる研究が行われ、機能性表示食品として届け出られた商品もある。ただし病気の予防や治療を目的とするものではない
  • 血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方は、自己判断で飲まないこと

ナットウキナーゼとは

ナットウキナーゼは、納豆菌が大豆を発酵させるときにつくり出す、たんぱく質を分解する酵素の一つです。納豆のネバネバした部分に含まれています。1980年代に日本の研究者によって見つかり、名前がつけられました。

試験管の中の実験で、血液を固める成分(フィブリン)を分解する働きがあることがわかり、注目されるようになりました。その後、人を対象とした研究も行われ、ナットウキナーゼを関与成分として、血流や血圧に関する機能を届け出た機能性表示食品も販売されています。

一方で、国立健康・栄養研究所の情報では、人での有効性についてはまだ信頼できる十分なデータがそろっていない分野もあるとされています。機能性表示食品の場合は、届け出られた研究と表示の範囲を確認しましょう(制度の違い)。

納豆とサプリメントの違い

納豆は、ナットウキナーゼのほかにも、たんぱく質、食物繊維、ビタミンB2、ビタミンK2などを含む栄養豊富な食品です。ナットウキナーゼだけを目的にするのでなければ、まずは納豆そのものを食卓に取り入れるのがおすすめです。

サプリメントは、納豆が苦手な方や、においやネバネバが気になる方でも手軽にとれるのが利点です。ナットウキナーゼの量は「FU(フィブリン分解活性の単位)」で表示されていることが多いので、1日分の量を確認しましょう。

「ビタミンK2除去」とは

納豆にはビタミンK2が多く含まれています。ビタミンKは血液を固める働きにかかわるため、血液を固まりにくくする薬「ワルファリン」を飲んでいる方は、納豆を食べないよう指導されています。

ナットウキナーゼのサプリメントには、このビタミンK2を取り除いた「ビタミンK2除去」と表示されたものがあります。ただし、ビタミンK2が除去されていても、次の点に注意が必要です。

スポンサーリンク

薬を飲んでいる方は必ず相談を

  • ワルファリンなどの抗凝固薬、アスピリンなどの抗血小板薬を飲んでいる方は、ナットウキナーゼによって出血しやすくなるおそれも考えられます。自己判断で飲まず、必ず医師・薬剤師に相談しましょう
  • 手術や抜歯の予定がある方も、事前に医師に伝えましょう
  • ナットウキナーゼは、病気の予防や治療のための医薬品の代わりにはなりません。治療中の薬を自己判断でやめたり減らしたりしないでください

同じように注意が必要な成分として、EPA・DHAやイチョウ葉エキスなどがあります(飲み合わせの注意、EPA・DHA)。

選び方のポイント

  • 1日分のナットウキナーゼの量(FU)が表示されている
  • ビタミンK2を除去しているかどうかが明記されている
  • 大豆アレルギーの方は、原材料を確認する
  • 機能性表示食品の場合は、表示された機能と摂取目安量、注意事項を確認する

よくある質問

納豆を毎日食べればサプリメントは必要ありませんか?
納豆はナットウキナーゼ以外の栄養もとれる優れた食品です。納豆を食べる習慣があれば、無理にサプリメントを足す必要はないと考えられます。
納豆は加熱してもナットウキナーゼはとれますか?
ナットウキナーゼは酵素なので、熱に弱い性質があります。加熱すると働きが弱まると考えられています。
まとめ

ナットウキナーゼは納豆菌がつくる酵素で、血流などに関する研究が行われ、機能性表示食品として届け出られた商品もあります。サプリメントを選ぶときは、FU表示やビタミンK2除去の有無を確認しましょう。血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方は、必ず医師・薬剤師に相談してください。

スポンサーリンク

管理人のイメージイラスト

この記事を書いた人:サプリッチ 管理人

40代・主婦。サプリメントや健康食品を自分で購入して試し、飲みやすさや続けやすさを正直にレビューしています。基礎知識の記事は、厚生労働省・消費者庁・国立健康・栄養研究所などの公開情報をもとにまとめています。運営者情報

Relatedあわせて読みたい基礎知識

一覧を見る
TOP