- 食事摂取基準でとる量が定められているミネラルは13種類
- 日本人の女性は、カルシウムと鉄が不足しがち。月経のある女性はとくに鉄を意識したい
- ミネラルはとりすぎにも注意。サプリメントは目安量を守り、ほかのサプリとの重なりを確認する
ミネラルとは
ミネラルは、骨や歯、血液などの材料になったり、神経や筋肉の働きを調整したりする栄養素です。体内でつくることができないため、食事からとる必要があります。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、次の13種類のミネラルについて、とりたい量の目安が定められています。
| 分類 | ミネラル | 主な働き・多く含む食品 |
|---|---|---|
| 多量ミネラル | ナトリウム | 体の水分バランスを保つ。食塩。日本人はとりすぎ傾向 |
| カリウム | 余分なナトリウムの排出を助ける。野菜、果物、いも類 | |
| カルシウム | 骨や歯の材料。乳製品、小魚、大豆製品 | |
| マグネシウム | 骨の形成、筋肉や神経の働き。海藻、ナッツ、大豆製品 | |
| リン | 骨や歯の材料。さまざまな食品、加工食品にも多い | |
| 微量ミネラル | 鉄 | 赤血球のヘモグロビンの材料。レバー、赤身の肉や魚、小松菜 |
| 亜鉛 | たんぱく質の合成、味覚を正常に保つ。牡蠣、肉 | |
| 銅 | 鉄の利用を助ける。魚介類、ナッツ | |
| マンガン | 骨の形成、代謝にかかわる。穀類、豆類 | |
| ヨウ素 | 甲状腺ホルモンの材料。海藻(日本人は不足しにくい) | |
| セレン | 抗酸化にかかわる。魚介類 | |
| クロム | 糖や脂質の代謝にかかわる。さまざまな食品 | |
| モリブデン | 代謝にかかわる酵素の働きを助ける。豆類、穀類 |
女性が意識したい鉄とカルシウム
鉄
鉄は、全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料です。月経のある女性は、月経のない時期や男性に比べて多くの鉄が必要とされ、食事だけでは不足しやすい栄養素です。肉や魚に含まれる「ヘム鉄」は、野菜や大豆に含まれる「非ヘム鉄」より吸収されやすく、非ヘム鉄はビタミンCといっしょにとると吸収が高まるといわれています。
疲れやすさ、立ちくらみ、息切れなどが続くときは、自己判断でサプリメントを飲む前に、まず医療機関で血液検査を受けましょう。貧血の原因はさまざまで、治療が必要な場合もあります。鉄の推奨量や食べ合わせについては、鉄の記事で詳しく解説しています。
カルシウム
カルシウムは、日本人の多くが推奨量に届いていない栄養素の一つです。年齢とともに骨の量が減りやすくなる女性は、乳製品や小魚、大豆製品などで意識してとりましょう。カルシウムの吸収にはビタミンDが、骨の形成にはマグネシウムやビタミンKもかかわっています(ビタミンD)。
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とりすぎにも注意
ミネラルは、不足だけでなくとりすぎも体に影響します。食事摂取基準では、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、カルシウム、マグネシウム(サプリメントなど通常の食品以外からとる場合)、リンに耐容上限量が定められています。
- 鉄:とりすぎると胃腸の不調などが起こることがあります
- 亜鉛:長くとりすぎると、銅の吸収を妨げることがあります
- マグネシウム:サプリメントでとりすぎると、おなかがゆるくなることがあります
腎臓の病気がある方は、カリウムやリン、マグネシウムなどの摂取に制限が必要な場合があります。また、カルシウムやマグネシウム、鉄は、一部の抗菌薬などの吸収を妨げることがあります(飲み合わせの注意)。持病のある方や薬を飲んでいる方は、医師・薬剤師に相談しましょう。
マルチミネラルの選び方
- 1日分に含まれる量を確認し、食事摂取基準の推奨量や耐容上限量と見比べる
- 鉄だけ、カルシウムだけなど、目的がはっきりしている場合は単体のサプリメントも選択肢に
- マルチビタミンとセットで飲む場合は、成分の重なりを確認する(マルチビタミン)
- 錠剤が大きいものもあるので、飲みやすさも確認する
当サイトでは、DHCのマルチミネラルやナマサプリのカルシウム+マグネシウムの体験談を掲載しています。
よくある質問
- ミネラルウォーターでミネラルは補えますか?
- 商品によって含まれる量は異なりますが、多くは食事に比べて量が少なく、ミネラルウォーターだけで必要量を補うのは難しいと考えられます。食事を基本にしましょう。
- 鉄のサプリメントで便秘になることはありますか?
- 鉄のサプリメントで、胃の不快感や便通の変化を感じる人もいます。気になる場合は、量やとり方を医師・薬剤師に相談しましょう。
ミネラルは体の材料や調整役として欠かせない栄養素で、女性はとくに鉄とカルシウムが不足しがちです。マルチミネラルは手軽に補える一方、とりすぎや薬との飲み合わせにも注意が必要です。食事を基本に、目安量を守って取り入れましょう。