亜鉛とは?働きと1日の推奨量、サプリメントでとりすぎないための注意

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亜鉛は体に必要な量は少ないものの、毎日の食事からとり続けたいミネラルです。どのくらい必要か、どんな食品に多いか、サプリメントで気をつけたいことをまとめました。

この記事の目次
  1. 亜鉛の働き
  2. どのくらいとればいい?
  3. 亜鉛を多く含む食品
  4. 不足ととりすぎ
  5. サプリメントでとるときの注意
  6. よくある質問
この記事のポイント
  • 亜鉛は数百種類の酵素の材料になるミネラル。たんぱく質の合成や、味を感じる細胞の働きにかかわる
  • 30〜49歳女性の推奨量は1日8.0mg、耐容上限量は1日35mg(日本人の食事摂取基準2025年版)
  • 牡蠣、レバー、牛の赤身肉、魚介類などに多い。穀類や豆に多いフィチン酸は吸収を妨げる
  • サプリメントで長くとりすぎると銅が不足することがある。目安量を守り、薬との飲み合わせを確認する

亜鉛の働き

亜鉛は、成人の体の中に約2gほど含まれるミネラルです。量はわずかですが、数百種類におよぶ酵素の構成成分として、体の中のさまざまな反応にかかわっています。

  • たんぱく質やDNAの合成にかかわる
  • 舌にある、味を感じる細胞(味蕾)の働きにかかわる
  • 胎児や乳児の発育、骨の成長にかかわる
  • 活性酸素を取り除く酵素の材料になる

栄養機能食品では、亜鉛について「味覚を正常に保つのに必要な栄養素です」などの決められた表示が認められています(保健機能食品の違い)。

どのくらいとればいい?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、亜鉛の量は次のように定められています。

対象(女性)推奨量(1日)耐容上限量(1日)
18〜29歳7.5mg35mg
30〜49歳8.0mg35mg
50〜64歳8.0mg35mg
妊娠中(中期・後期)+2.0mg―
授乳中+3.0mg―

男性の推奨量は30〜49歳で9.5mg。妊娠初期の付加量は0mgです。

亜鉛は、食事からとった量のうち吸収されるのが30%ほどとされています。令和元年の国民健康・栄養調査では、1日の亜鉛の摂取量は平均8.4mgで、穀類からとっている量がもっとも多く、次いで肉類、魚介類の順でした。

亜鉛を多く含む食品

主な食品の例です(可食部100gあたり、日本食品標準成分表をもとにした健康長寿ネットの資料より)。

食品亜鉛(100gあたり)
かき(養殖・生)14.0mg
かたくちいわし(田作り)7.9mg
豚レバー(生)6.9mg
牛もも赤肉(交雑牛・生)4.8mg
豚かたロース赤肉(生)3.2mg
しらす干し(半乾燥品)3.0mg
うなぎ(かば焼)2.7mg

亜鉛は、肉や魚介類などの動物性食品に多く含まれます。肉や魚を控えめにしている方、食事の量が少ない方、ダイエット中の方は、とる量が少なくなりがちです。

吸収を妨げるもの

穀類や豆類に多いフィチン酸や食物繊維、一部の食品添加物は、亜鉛の吸収を妨げることがあります。また、お酒を多く飲むと、亜鉛が体の外に出ていく量が増えるとされています。とはいえ、穀類や豆類は亜鉛の大切な供給源でもあるので、避けるのではなく、肉や魚介類と組み合わせて食べましょう(食物繊維の基礎知識)。

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不足ととりすぎ

亜鉛が不足すると、味がわかりにくくなる、皮膚の状態が変わる、成長期の子どもでは発育に影響する、などがあることが知られています。味の変化が続くときは、自己判断でサプリメントを使うのではなく、医療機関で相談しましょう。原因が亜鉛不足とは限りません。

一方、ふだんの食事で耐容上限量を超えることはまずありませんが、サプリメントで長くとりすぎると、銅の吸収が妨げられて銅が不足することがあります。銅が不足すると、貧血などにつながることがあります。胃の不調が起こることもあります。

サプリメントでとるときの注意

  • 1日の目安量を守る。マルチミネラルや強化食品など、ほかの商品との合計量を確認する(マルチミネラル)
  • 耐容上限量(女性は1日35mg)を超えないようにする。多くとればよいものではない
  • 亜鉛は一部の抗菌薬などの吸収に影響することがある。薬を飲んでいる方は、飲み合わせや飲む時間を医師・薬剤師に確認する(飲み合わせの注意)
  • 鉄やカルシウムのサプリメントと一度に多くとると、ミネラル同士で吸収に影響し合うことがある
  • 持病のある方、妊娠中・授乳中の方は、医師に相談してから使う
  • 空腹時に飲んで胃の不調を感じたら、食後に変えるか、使うのをやめて相談する
  • マルチミネラル

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よくある質問

亜鉛は毎日とる必要がありますか?
亜鉛は体の中にためておける量が多くないため、毎日の食事から続けてとることが大切です。肉・魚介類・卵・乳製品・大豆製品・穀類などを組み合わせた食事を心がけましょう。
牡蠣を食べれば十分ですか?
牡蠣は亜鉛が特に多い食品ですが、毎日食べるものではありません。赤身の肉や魚介類、豆類、穀類など、ふだんの食品から少しずつとるほうが続けやすいでしょう。
亜鉛と銅は両方とったほうがいいですか?
どちらも体に必要なミネラルで、亜鉛をとりすぎると銅の吸収が妨げられることがあります。サプリメントを使う場合は、亜鉛だけを多くとらないよう、目安量と合計量を確認しましょう。
まとめ

亜鉛は多くの酵素にかかわり、味覚を正常に保つのにも必要なミネラルです。30〜49歳女性の推奨量は1日8.0mgで、肉や魚介類を中心にいろいろな食品からとりましょう。サプリメントでは耐容上限量(女性35mg)を超えないよう合計量を確認し、薬を飲んでいる方、持病のある方、妊娠中・授乳中の方は医師・薬剤師に相談してください(サプリメントの選び方ガイド)。

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この記事を書いた人:サプリッチ 管理人

40代・主婦。サプリメントや健康食品を自分で購入して試し、飲みやすさや続けやすさを正直にレビューしています。基礎知識の記事は、厚生労働省・消費者庁・国立健康・栄養研究所などの公開情報をもとにまとめています。運営者情報

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