- 原材料名は、使った重さの割合が多いものから順に書かれている
- 添加物は原材料と区切って表示される。「/」や改行のあとが添加物
- 栄養成分表示は「1日○粒あたり」か「1粒あたり」かを確認する
- 保健機能食品は、1日あたりの摂取目安量、摂取の方法、摂取上の注意も確認する
まずは「表」と「裏」を分けて見る
パッケージの表側には、商品名やイメージ、キャッチコピーが大きく書かれています。一方、裏側には食品表示法にもとづいて決められた表示がまとめて書かれています。サプリメントや健康食品は食品なので、中身を知る手がかりは裏の表示にあります。
トクホ・機能性表示食品・栄養機能食品の違いや、どの種類かの見分け方は保健機能食品の違いで解説しています。この記事では、裏の表示の読み方を中心に紹介します。
原材料名は「多い順」
加工食品の原材料名は、使った原材料の重さの割合が多いものから順に書かれています。サプリメントでも同じです。
- 商品名になっている成分が、原材料名の何番目にあるかを見る。後ろのほうにある場合は、配合量が少ないこともある
- 錠剤やカプセルの場合、でんぷんや乳糖、デキストリンなど、形を整えるための原材料が先頭に来ることもある
- 「○○エキス末」「○○抽出物」など、抽出したものかどうかも書かれている
原材料の順番だけでは、成分がどのくらい入っているかまではわかりません。量を知りたい成分は、栄養成分表示や、関与成分・主要成分の表示(商品によって任意で書かれているもの)で確認します。
添加物は区切りのあとに書かれる
添加物は、原材料とはっきり区切って表示されます。区切り方は、「/」などの記号で区切る、改行する、別の欄を設ける、などがあります。
| 表示の例 | 読み方 |
|---|---|
| 還元麦芽糖水あめ、○○エキス末、デキストリン/結晶セルロース、ステアリン酸カルシウム、ビタミンC | 「/」の前が原材料、後ろが添加物 |
| 原材料名:… 添加物:… | 欄を分けて表示 |
錠剤を固める、粉の流れをよくする、カプセルの皮を作るなど、サプリメントの形にするために添加物が使われることがあります。ビタミンCやビタミンEのように、栄養成分として加えられたものや、品質を保つために使われたものが添加物の欄に書かれていることもあります。気になる成分がある方は、名前をメモしてメーカーに問い合わせるとよいでしょう。
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栄養成分表示と1日の目安量
容器包装に入った加工食品には、栄養成分表示が義務づけられています。必ず表示されるのは、熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5つです。飽和脂肪酸と食物繊維は表示が推奨されている項目、ビタミンやミネラルなどは任意で表示されます。
- 何あたりの量か:「1日3粒(○g)あたり」「1粒あたり」「100gあたり」など。1粒あたりの表示なら、1日の粒数をかけて計算する
- 1日あたりの摂取目安量:保健機能食品では表示が必要。ほかの健康食品でも多くの商品に書かれている
- ほかの商品との合計:ビタミンやミネラルは、マルチビタミンや強化食品と重なると、とりすぎになることがある(サプリメントの飲み方と飲み合わせ)
栄養素ごとの必要量や上限の量は、当サイトの栄養素・成分の基礎知識で紹介しています。
アレルギー・注意事項・連絡先
アレルギーの原因になりやすい食品のうち、「特定原材料」は表示が義務づけられ、「特定原材料に準ずるもの」は表示が推奨されています。2026年4月1日には、カシューナッツが特定原材料に加わりました。切り替えまでの期間があるため、しばらくはカシューナッツの表示がない商品が店頭に残る可能性があります。食物アレルギーのある方は、原材料名もあわせて確認しましょう。
保健機能食品では、1日あたりの摂取目安量のほか、摂取の方法や摂取する上での注意事項も表示されています。「医薬品を服用している方は医師・薬剤師に相談してください」などの注意は、読み飛ばさないようにしましょう。機能性表示食品のパッケージには、事業者の連絡先として電話番号も表示されています。
そのほか、すべての加工食品で原料原産地(もっとも多い原材料の産地など)が表示されるようになっています。賞味期限、保存方法、製造者・販売者もあわせて確認しましょう。
よくある質問
- 原材料名の先頭が成分名ではないのはなぜですか?
- 錠剤やカプセルにするためのでんぷんや糖類などが、重さの割合でいちばん多い場合があるためです。原材料名の順番は重さの割合を示すもので、成分の働きの大きさを示すものではありません。成分の量は、栄養成分表示や主要成分の表示で確認しましょう。
- 添加物が多い商品は避けたほうがいいですか?
- 添加物は、食品衛生法にもとづいて使える種類や使い方の基準が定められています。数だけで良し悪しを判断する必要はありませんが、体質的に避けたい成分がある方は、表示を確認して選びましょう。
- 「1日の目安量」より多く飲んでもいいですか?
- 目安量を超えて飲んでも、よりよい働きが期待できるわけではありません。成分によってはとりすぎになるおそれがあるので、表示された量を守りましょう。
サプリメントを選ぶときは、表のキャッチコピーより裏の表示を確認しましょう。原材料名は重さの割合が多い順、添加物は区切りのあとに書かれ、栄養成分表示は「何あたりの量か」がポイントです。1日の摂取目安量や注意事項、アレルギー表示も読み、薬を飲んでいる方や持病のある方、妊娠中・授乳中の方は医師・薬剤師に相談してから使いましょう(サプリメントの選び方ガイド)。