アメリカのサプリメント事情 ~サプリメント誕生の歴史~

サプリメント誕生の歴史についてご紹介します。

アメリカでは、サプリメントは「食品」と「医薬品」の中間に位置づけられています。
前回も話した通り、日本ではサプリメント(栄養補助食品)は「食品」として位置づけられています。

何故アメリカと日本でサプリメントに対する扱いが違うのか?
それは、アメリカのほうがサプリメントの歴史が長いのと、食生活が良くないからだと思います。
あと、医療費が高いってのも要因かと思います。

サプリメントは1975年にアメリカで誕生しました。
アメリカ上院議員マクガバン氏が上院議会に提出した一冊のレポート(マクガバンレポート)がきっかけだそうです。
そのレポートの中で、マクガバン上院議員は「アメリカ人の不健康の源は食生活の中の栄養不足にある!」と述べたのです。その後サプリメントが人々に認知され、広く普及していくのは歴史的にも大きな出来事となった、1994年の「栄養補助食品健康教育法案(DSHEA)」と呼ばれる、健康補助食品に関する法案が成立してからでした。

当時、米国では生活習慣病が増大し、栄養補助食品により積極的な病気の予防・改善効果を求める大きな流れが起こっていました。一方政府においても「年々膨張する国民医療費を抑えたい」という強い意向もあったからこそでした。
この法案成立により、米国ではサプリメントを「食品」と「医薬品」の中間的存在であると位置づけ、サプリメント(栄養補助食品)が明確に定義され、健康に寄与するという科学的論拠が明確にされれば、製品のラベルにその効果・効能を記載してもよいことになったそうです。
一般市民のみならず、医師たちも栄養学について知識を深め、医療現場においてもサプリメントを積極的に活用しているそうですよ。
その結果、アメリカではこれほどまでにサプリメントの摂取が当たり前になったんですね。

一方、これによりアメリカ国民には「なぜ使うのか」をよく考え「製品の科学的根拠は何か」
を問い「自分に合う、質の高い製品を購入する」という自己責任能力が求められることになりました。


日本のサプリメントはアメリカより20年遅れていると言われています。
しかし 今後は日本でもアメリカ同様にサプリメントの重要性が高まり、化粧品と同じように、全成分情報や加工法などを吟味して選ぶ時代になってくるかと思います。

そんな情報をこのサプリッチで少しでも多く紹介していきたいと考えてますので、、ご期待下さいね~!!

ページの先頭へ