マルチビタミンとは

さて、サプリメントの選び方はなんとなくわかってきましたが、種類もたくさんありますね・・・

サプリメント初心者におすすめなのが、マルチビタミンとマルチミネラルでしょう。
今回はマルチビタミンについて書きます。

マルチビタミンとは日本語で「総合ビタミン」と呼ばれます。
(マルチビタミンのほうが名は通ってると思いますが・・・)

その名の通り、複数のビタミンが配合されたミックスサプリメントなんです。
一般的には12種類の必須ビタミンと、一部のミネラルが配合されていることが多いかな。

12種類の必須ビタミンとは

ビタミンA(レチノール、βカロチン)
胃腸や気管支などの粘膜を正常に保ち、皮膚の状態を整える。
成長促進作用、がんの予防など

ビタミンD(カルシフェノール)
カルシウム、リンの吸収を促進

ビタミンE(トコフェロール)
細胞の老化防止、がんの予防、血行の促進など

ビタミンB1(チアミン)
疲労の回復、いらいら防止、食欲増進、エネルギー代謝の促進など

ビタミンB2(リボフラビン)
肥満対策、糖尿病・動脈硬化の予防など

ビタミンB6
たんぱく質、脂肪、糖質をエネルギーとする代謝作用

ナイアシン(ニコチン酸、ビタミンB3)
神経系の健康、各種ホルモンの合成に不可欠
コレステロール、中性脂肪を減らす
消化系、皮膚の健康を保つ。片頭痛を緩和する
血行を良くし血圧を下げる
脂質の代謝を助ける。エネルギーを高める

葉酸(ビタミンM)
赤血球の形成を助ける栄養素で、新生児の神経管閉鎖障害の発症を防ぐことから、妊婦にはその摂取を推奨。
動脈硬化・大腸がん・痴呆・アルツハイマー病などの発症との関連性が明らかとなっており、近年もっとも研究が行われているビタミン。

ビタミンB12(コバラミン)
赤血球の育成、食欲・体力増進など。

ビオチン(ビタミンH)
脂肪やタンパク質の代謝に関与。細胞の成長や神経組織にも必要。

パントテン酸(ビタミンB5)
代謝を助け、エネルギー産生やホルモン、抗体の合成に必要。

ビタミンC(アスコルビン酸)
抵抗力の向上、風邪の予防、白内障による視力低下の防止、美肌効果、便秘解消。
血管や骨などの成長を促すコラーゲンの合成を促進


となっています。

いずれも重要な栄養素ですね!!
これらをバランス良く、さらにビタミンB群、ビタミンCとビタミンEなどによる相乗効果を狙って摂取するためには、マルチビタミン(ビタミン剤)がオススメです!

各社配合には研究を重ねているかと思いますので、商品の特徴を理解して購入しましょう。

注意点としては、他のサプリメントと併用すると栄養素が重複して過剰摂取してしまう可能性もありますので、使用方法をよく検討して活用することをおすすめします。。

ビタミンは油や水に溶けやすいかどうかによって、
「脂溶性ビタミン」「水溶性ビタミン」に区分されています。

「脂溶性ビタミン」は、A、D、E、Kの4種類。
「水溶性ビタミン」は、B1、B2、ナイアシン、B6、パントテン酸、ビオチン、葉酸、B12、Cの9種類です。

ビタミンを過剰に摂取した場合、「水溶性ビタミン」は過剰分を尿として排出します。
それに対して、「脂溶性ビタミン」は、体の中で肝臓などに貯蔵されやすくなっているんです。
食いだめができるというメリットはありますが、貯蔵されすぎてしまうことによる「過剰症」が起こる場合もあるのです。(ビタミンEに関しては、脂溶性のビタミンでありながら水溶性的性質をもっているため過剰症の心配はありません)

この点にだけ十分に注意して、どのサプリメントを選ぶか吟味して下さい。